白内障はこれまで40代以降で起こる病気といわれていました。
白内障の大半を占める老人性白内障の発症率を見ると40代で10〜20%、50代で50%、60代で60%、90代では90%と年令が高くなるにつれて増えていきます。
ところが最近は若年化が進む傾向にあり、最近では20代や30代、まれに10代の人にも見られます。
老人性でない白内障を若年性白内障(併発性白内障)にかかる人が増えてきています。
老人性白内障は水晶体の濁りは周辺部から始まることが多く、最初のうちは自覚症状がほとんどなく、 ゆっくり進んで行くことが多いです。
しかし若年性の場合は濁りのスピードが早く、気がついてから短期間で一気に白濁してしまいます。
若年性白内障の原因特定は必ずしも容易ではありませんが、次のようなものが挙げられます。
・目のけが
・網膜剥離
・硝子体手術、緑内障手術などの目の手術
・ブドウ膜炎など目の病気
・糖尿病やアトピー性皮膚炎などの全身病
・栄養失調
その他にも遺伝、放射線や赤外線照射、副腎皮質ホルモン・ステロイド剤・抗精神病薬などの副作用などでも進行しやすい傾向があります。
白内障が若い世代にも広がりをみせているのは、紫外線の他、ストレス、過労、運動不足、食生活の偏り、喫煙などが重なって白内障を引き起こす、活性酸素が大量に生じやすい状態を招いているためではないかと言われています。
若い世代を中心とに野菜嫌いの傾向が見られますが、これも大きな問題です。
緑黄色野菜に多く含まれているカロチノイドの一種、ルテインは白内障や疲れ目、視力の低下などを改善する働きがありますが、野菜不足によりこのルテインが極端に不足すると、皮質白内障を招くとも言われているからです。