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白内障と緑内障

緑内障と白内障は、文字も「緑」と「白」が異なるだけで、似たような印象を持っている人も多いかもしれません。
しかし、実際には全く別の病気なのです。
まずは、緑内障と白内障のそれぞれの病気について知りましょう。

◆緑内障
眼圧が異常に高くなり、視神経が障害されて視力が低下する病気。
急性では眼痛・頭痛・嘔吐(おうと)などの症状があり、進行すると鼻の側からしだいに視野が狭くなり、失明する。
瞳孔が散大して青緑色にみえるので、青そこひともいう。

◆白内障
水晶体が濁ってしまい、目が見えにくくなるという病気。
レンズのような役目をしている水晶体が、光をうまく通せなくなって、かすんで見えるようになる。
緑内障と違い、網膜や視神経がやられてしまうわけではないが、水晶体が一度濁ってしまったら元には戻らない。

このように、全く異なる二つの病気ですが、実は緑内障の患者さんに白内障が起こることはよくあります。
それは何故かというと、白内障も緑内障も老化に伴って多くみられる疾患だからです。

緑内障治療は白内障を悪化させる?

緑内障治療に用いられる眼圧を下げる点眼薬のなかには、まれに白内障の一因となるものがあります。
広く使われてはいませんが、フォスフォリンアイオダイドのようなコリンエステラーゼ阻害薬は、白内障を生じる可能性があります。
このような点眼薬には、瞳孔を小さくする作用があり、それが白内障に影響していると考えられています。

また、緑内障の手術後に、白内障を生じることもまれではありません。
この場合の白内障は、緑内障の手術から回復した後に、治療することになります。
緑内障と白内障を併発している患者さんにとっては、緑内障治療のため眼圧を下げることのほうが、白内障による視力の変化より優先されます。
重要なのは、緑内障では視力は永久的に失われてしまうが、白内障による視力の低下はもとに戻る可能性がある、ということです。


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